『ノウハウを知っていればバイリンガル子育ては続けられる』を共有したくてこのブログを始めましたが、「知っている」のと「知らないの」とでは違うことって結構あるなと思います。
例えば、自転車。
私が子供の頃は、『補助輪付き自転車→自転車』が誰しもが通る道だったように思います。疑問を持った人もいないでしょう。でも、最近では補助輪の有用性が疑問視されるようになってきているってご存知ですか?
うちの娘は運動神経は悪くはありませんが、それはそれは慎重派。ドがつくほどの慎重派です。なんせ、1歳の頃、大好きだった滑り台の着地で尻もちをついて痛い思いをして以来、再び滑り台に進んで登るようになるまで1年かかりました。活発に育って欲しいと願う主人は、暇さえあれば外へ遊びに連れて行っていましたが、生まれ持った性格には敵いませんね。新しいことを始めるときは今でも一貫して慎重な姿勢を崩さない娘です。
そんな主人の葛藤は自転車にもありました。自転車乗って欲しかったのです。それもなるべく効率よく自転車に乗れるようになればいいなと考えていたらしく、話題のキックバイク(子供用のペダルなし自転車。バランスバイクとも呼ばれます。)に目をつけていました。
キックバイクは、「バランス感覚・脚力を付けることができ、自転車の補助輪を使うよりも早く自転車の乗れるようになる」と言われており、試したくてウズウズしていたようです。中でもキックバイクの王様『STRIDER(ストライダー)』は対象年齢18ヶ月からと謳っているので、2歳になる前から、バイクを準備し、乗って遊んでくれる日をそれはそれは楽しみにしていましたよ。もちろん、主人の期待とは裏腹に、娘がストライダーに興味を持ち始めたのは3歳も終わろうとしていた頃ですが。笑。
我が家はこちら⇩のストライダー・ホンダモデルにしました。イタリアではあまりストライダーを持っている人がいない上、真っ赤なホンダモデルは目を引きます!
というわけで、実際に娘がストライダーに乗ったストライダー歴は計2年弱。5歳の誕生日を機にストライダーはもう小さくなってしまったので、補助輪なしの自転車をプレゼントすることにしました。
「キックバイクに乗っていたら補助輪をつけなくても自転車に乗れる」とは聞いていたけれど、慎重派の娘にそれが通用するとは限りません。すぐに乗れなくて当然だと腹をくくって出かけた初日の練習。
なんと、ものの20分程度でいとも簡単に自転車を乗りこなしてしまいました!
ビックリです!自転車の補助輪は、旋回時のバランス感覚を覚える妨げになるそうで、補助輪付きで乗り方を覚えてしまうと、一度学んだ乗り方をリセットしなければならないため、自転車に乗れるようになるまでに時間がかかるという理屈が証明された瞬間でした。
同い年のお友達も同じ時期に「キックバイク→自転車」に移行しましたが、全く同じ結果でした。その子の場合はストライダーではなくておしゃれな木のフレームのキックバイク(すごく重たい)を使っていたので脚力がすごかったです。
お友達が乗っていたのはこういうタイプ⇩でしたが、最近の木製キックバイクはさほど重くないみたいです!インテリアにもなりますね。自転車に乗れるようになったら、世界が広がります。今では家族全員で自転車に乗って出かけたりしています。騙されたと思って、三輪車や補助輪つきの自転車ではなく、キックバイク試してみてください。「すぐに自転車に乗れるようになる」と言う巷の噂は本当です!