バイリンガル子育て、カタカナに苦戦【2週間で乗り越える技】

バイリンガル子育て

イタリアでトリリンガル育児を初めて早7年。娘は、イタリアでは小学2年生、日本では1年生です。

娘が就学するまでは、「バイリンガル子育てって、なんて簡単!」と思っていました。

私が日本語で話すだけで、日本語の絵本を読んであげるだけで、どんどん日本語を吸収し、本当にラクだったし、楽しかったです。

だから、バイリンガル子育てをしない国際結婚カップルが多いことを不思議に思っていました。

しかーし!

小学校に入ってからその状況は一変

起きている時間の8割は学校や宿題、習い事で外の世界(イタリア)にいる娘。幼稚園の頃とは違い、生活の中心を家庭持っていくことはほぼ不可能だという壁にぶち当たりました。

私と密に過ごせるのは夕食の時と週末くらい。だから、イタリア語や英語の語彙は爆発的に増えても、日本語は、「…」。

語彙だけではありません。読み書きだって、練習しなければ上達しません。

ひじりママ
ひじりママ

ひらがなは就学前までにすんなり覚えられたから、カタカナも簡単に覚えられると思っていたのに!

今回は、カタカナに行き詰まり、諦めそうになった私たち親子が、2週間で苦手意識を克服した方法を公開します。

また、日本の学校で使う教材の入手方法と活用方法も解説します。

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長期休暇に賭ける

教材を閉じる

日本の小学一年生の後半といえば、カタカナの学習はもう終わっていますよね。

12月の時点で娘が知ってるカタカナは数えるほど。再来月には日本での体験入学を控えているというのに、授業についていけなかったら、日本語が嫌いになるんじゃないかと私は焦るばかりです。

住んでいる町には日本語補習校がないので、小学館の通信教育でなんとか日本語を勉強する機会を作っていますが、カタカナや漢字を反復する練習は少なく、毎日日本語を書くことのない娘にとって習った文字を記憶しておくことは非常に難しいです。

そのため、カタカナ練習プリントを用意したり、学習ノートに練習させたり、試行錯誤してみたものの、どれもダメ。意味なく書き続ける作業はつまらないので、続きません。

挙げ句の果てに、勉強させたいとしたくないバトル開始

大抵の場合、「勉強しないなら、通信教育はやめます」とかずるい事を言ってしまい、私がゴリ押しで勝つのですが、やらされ感満載のまま勉強したときの成果のなさ。余計腹がたつし、不甲斐ないし、親子関係はギクシャクするし、こんなのだったら日本語もういいわと心底諦めたくなります。

でも、ここで私が諦めたら、せっかくこれまで築いてきた語学力が水の泡。勉強したくなったときに再開すれば取り戻すかもしれませんが、その時まで彼女の日本語が封印されるという事に変わりはありません。

それはそれで、悔しい…。

そこで、いろいろ考えました。

そして、とりあえず、教材は全て閉じました。

12月はじめの忙しい時期でした。

日本語に一旦幕を降ろすことにしたのです。

計画を立てる

娘の多忙な生活の中で、日本語を学習させることに行き詰まった私は、とりあえず、無理に教えることをやめました

It’s not the load that breaks you down, it’s the way you carry it.
行き詰まるのは、重荷を背負っているからではないわ。背負い方がいけないだけなの。

                                  レナ・ホーン

バイリンガル子育てを諦めたのではありません。少し休憩をとって、やり方を変えることにしたのです。

と言うのも、娘が例年の如く、日本の家族や友達にクリスマスカードを書いていたとき、『クリスマス』をひらがなで書こうとしたので、「本当は、カタカナで書くんだよね。その方がカッコいいよ。ひらがなでもいいけどね。(←やる気を削ぎたくない私)」とコメントしました。

すると、普段は間違いを指摘されるとむっとする娘が素直に、「じゃぁ、カタカナで書く〜。教えて。」と返ってきたのです。

カード4枚書き終わった頃には『クリスマス』を楽々マスター。これはいけると思いました。勉強じゃなかったら、できると思いました。

そして、学校も習い事もないクリスマス休暇の2週間に賭けることにしたのです。

カタカナは全部で46文字。冬休みは17日間。1日2、3個覚えたら終わる計算。幸い学校の冬休みの宿題は微々たるものだったので、使える時間はたっぷりあります。

あとは、勉強だと思われない作戦を立てるのみです。

「カタカナチャレンジ」と「カタカナバトル」

勉強に遊びの要素を取り入れてやると、学習が定着するといいますよね。

遊びの要素と言われても、どんな方法がいいのだろう…。カタカナ練習プリントはどんなにキャラクターが可愛くても、2、3ページやれば飽きてしまうし、でも、文字は手を動かさなければ覚えられない。

そこで、思いついた案が「カタカナチャレンジ」と「カタカナバトル」です。

「カタカナチャレンジ」は、娘が好きな言葉を2つ選んで、私がカタカナで書いてみせます。その下に、娘に好きなだけ書かせます(1回でも2回でも)。その後、新しいノートに「覚えているかなチェック!」と題して、もう一度清書させます。できたら◎。娘が飽きるまでします。

すみません。ものすごく雑で適当な遊びです。って言うか遊び?ダメ元で提案してみました。でも、娘は、

💮自分の好きな言葉を選べる
💮ママが書いてくれる
💮何回も書かなくていい
💮清書で◎をもらえるのが嬉しい(練習してすぐ清書なので大体◎になる)

というのが、ツボにハマったらしく、「もっと、もっと!」と食いついてきてくれました。お気に入りのぬいぐるみが助っ人で登場し、一緒に勉強することもありました。

また、遊びでなければ成立しないので、書き順などは間違えてもあまり細かいことは言いませんでした。

デメリットを一つ上げるとしたら、娘に単語の決定権があるので、同じ文字ばかり頻出して、全部のカタカナを網羅することが難しいことでしょうか。

それでも、書いたカタカナはぐんぐん吸収してくれます。カタカナ練習帳でダラダラやるよりずっと効率がいいです。

「カタカナバトル」でパパ登場。

このバトルではパパとカタカナで対決します。パパはイタリア人なので、日本語はほとんどできません。若い頃にひらがなとカタカナを独学で勉強したことがあるので、なんとなく知ってるかなーという程度。

バトル大会は、私が読み上げたカタカナを紙に書いて、多く書けた方が勝ちというゲームです。最初からパパの勝率なんてゼロなんですが、相手がいると盛り上がるのがゲームです。娘は負けじと張り切っていました。

気になる結果はと言うと、

冬休みが終わる頃に、マスターできたカタカナ37個

少し残りました。完璧とはなりませんでした。でも、ストレスフリーだったこと、カタカナへの苦手意識が解消されたことは大きなリターンです。

カタカナから遠ざかっていた娘が、カタカナでお話を作って遊び始めたときは、目を疑いました。好きこそ物の上手なれとはよく言ったものです。

そして、娘にプレッシャーをかけて、彼女の芽を摘んでいたのは自分だったのだと思い知らされました(反省)。

日本の小学校と比較してみよう

教科書を入手する【無償】

子どものペースでストレスをためずに日本語学習を進めてあげたいですが、子どものペースだけでは、なかなか前に進まないこともありますよね。

そんな時は、日本の学校の指導内容を参考にしてはどうでしょうか。

日本の学校の指導内容を知るために、まずは、教科書を入手しましょう。

一番手っ取り早くて経済的に教科書を手に入れる方法は、大使館より取り寄せる方法です。在留届を出していれば無償で教科書一式をもらうことができます。

申し込み方法は、お住いの国の大使館に掲載されていると思うので、確認してみてください。在イタリア日本大使館のホームページにはこんな感じ↓で掲載されています。

留意点は、日本で体験入学を検討されている場合、大使館で配給される教科書は、通う予定の学校が使っているものとは異なる場合があります。各小学校で使っている教科書を調べる方法は次の章を参考にしてください。

教科書を入手する【有償】

教科書は有償で入手することも可能です。

私は去年の大使館の申し込みに間に合わなかったので、国語の教科書を個人的に取り寄せました。

もし、日本で体験入学を検討しているのであれば、通う予定の学校で使っている教科書を取り寄せるといいですね。

教科書は学校によって異なります。指定の教科書は、学校に直接問い合わせても良いですが、自治体のホームページ、または一般社団法人全国教科書供給会社のホームページから調べることも可能です。都道府県をクリックすると各地域の教科書に関する詳細が調べられます。

娘がお世話になる予定の小学校は、光村図書の教科書を使っています。

取り扱う代理店はいろいろあると思いますが、私は、海外発送にも対応している広島教販という販売店から取り寄せました。発送はEMSとSAL便から選べ、迅速丁寧に対応してくれ、おすすめです。

教科書と送料(SAL便)で1200円ちょっとでした↓。教科書って安いのですね。

目安を知る

教科書を手入れたは良いですが、どのペースで読み進めると良いのか分かりません。

そういう時は、教科書出版社のページにヒントがあるかもしれません。

例えば、光村図書のホームページには『年間指導計画・評価計画資料』というものが掲載されていて、

– 指導事項と授業時数の配当
– 指導事項配列表
– 年間指導計画例


めちゃくちゃ詳しく知ることができます。資料はwordやPDFでダウンロードできます。内容はこんな感じです↓。

このきめ細かさ。日本ならではだと思いませんか?

家での日本語学習をこのペースで進めることは厳しいですが、「ああここはこういうことを学ぶんだな」とか、「今この辺やってるんだな」とか知ることができ、とても参考になります。

まとめ

同じ題材でも、勉強だとやる気が出ないのに、遊びだったらやりたくなる。

楽しいという体験は継続には欠かせません。思う通りに進まなくなってしまったときは、一度休息期間を置いてみてください。

そして、子どもの心理を逆手にとって、勉強を遊びに取り入れて、やる気を取り戻してあげてください。

お子様がまだ小さくて、負担にならないなら、時間のたっぷりある幼稚園の間にひらがなカタカナをマスターすると言う手もありかも。就学してから教えるより簡単かもしれません。

カタカナの次は漢字です。ほっとする暇はありませんが、「遊び」をうまく活用して日本語の学習を親子の楽しい思い出にしながらバイリンガル子育てを続けたいですね。

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