日本語とイタリア語のバイリンガル子育てをされている方、読み聞かせの効果、実感されていますか?
原本であれ訳本であれ、お子さんが喜ぶ本を読んであげるのが良いと思いますが、イタリアにルーツを持つのであれば、イタリア人の書いた絵本も取り入れてみたいですね。
今回も、イタリアが誇るイタリア人作家の名作をご紹介したいと思います。
ピノッキオの冒険
1883年にカルロ・コッローディが書いた児童文学作品で、イタリア語では『Le Avventure Di Pinocchio』と言います。ディスニーのピノキオの原作です。
書かれた時代が時代なので、アニメと比べると原作は残酷な展開なところもありますが、ぜひとも原作で読んでみてはいかがでしょうか。
こちらは絵本ではなく、長いので、飽きない程度に少しずつ読んであげるといいですよ。
Che cos’è un bambino?
イタリア生まれの絵本作家ベアトリーチェ・アレマーニャのベストセラーです。日本語版も出ています。
少し哲学的な内容ですが、子どもの世界観を一緒に想像しながら読んであげたいですね。思わずお子さんを抱きしめたくなるかも。
『ずきんちゃん』シリーズ
赤ずきんちゃんはお馴染みですが、黄色ずきんちゃん、白ずきんちゃん、緑ずきんちゃんはご存知ですか?
クリエイティブの巨匠ブルーノ・ムナーリならではの「赤ずきんちゃん」をアレンジしたユニークな作品です。白ずきんちゃん何て、とにかく真っ白!
夫はこの本を小学校のときに担任の先生に読んでもらったそうですが、こんな面白いものがあるのかと感動したと言います。
まとめ
最近でこそ、読み聞かせ団体などが読書啓蒙をしていますが、それでもイタリアは幼児期から絵本の読み聞かせを習慣にしている家庭は他の先進国よりも少ないように感じます(個人的な意見ですが)。
そのためか、イタリア人作家の本は幼児向けより、一人で読めるようになる年齢くらいからの方が充実してくるように思います。
今回はその中でも選りすぐりの名作をご紹介させていただきました。