バイリンガルキッズ4〜6才。ここまでバイリンガル子育てを徹底していれば、きっと自分の話せる言語をきっちりと認識し、使い分けていることだと思います。
幼稚園に通うようになり、外の世界のことをたくさん学んできますね。親子の会話もどんどんと広がっていきます。
外での生活も楽しいですが、まだまだ家でママやパパの膝の上に座って絵本を読んでもらいたい年齢です。
海外に住んでいると、幼稚園の開始と共に日本語に触れる時間がぐんと減るので、読み聞かせはバイリンガル子育てママ・パパにとって非常に大切です。
今回は、効率よく、日本語学習に役立つおすすめ絵本をご紹介します。
心に残る『かこさとしの絵本』
私は、優しいタッチのレトロなイラストが好きなので、何冊も持っていますが、かこさとしさんの本は、日本の生活やキャラクターを知るのに、ぴったりです。
だるまちゃんシリーズの中でも、『だるまちゃんとてんぐちゃん』は日本のものがたくさん登場するので、今の暮らしと比べてみるのも面白いです。
また、だるまのパパが「鼻」と「花」を間違えるのも、日本語ならではで、ワンランク上の日本語遊びができます。
他にも、我が家は『からだの本』シリーズも大好きです。『むしばミュータンスのぼうけん』や『たべもののたび』は、歯磨きをしないとどうなるかや、たべものがどうやって消化されるのかを幼稚園児でもわかるように教えてくれます。「胃」や「大腸」などの単語も覚えられますよ。
発見が止まらない『バムとゲロ』シリーズ
島田ゆかさんの『バムとゲロ』シリーズは、イラストが丁寧で、読むたびに新しい発見があります。
シリーズをまたいで、細かなところまでお話が繋がっているので、まるでイースターエッグのよう。それを見つけながら読むのも楽しいです。
シリーズの中で特にお気に入りなのは、『バムとケロのにちようび』と『バムとケロのおかいもの』です。母は、いつも穏やかなで丁寧な仕事ぶりのバムの爪の垢を煎じて飲ませてもらいたいです!笑
おじさんのかさ
立派な傘を持っているおじさんが、傘を大切にし過ぎるあまり、まったく傘を開こうとしないのですが、あることをきっかけに雨の日に傘をさす素晴らしさに目覚めます…。
「あめが ふったら ポンポロロン」
「あめが ふったら ピッチャンチャン」
擬音語で状況が浮かぶのは日本語ならでは。雨の日に一緒に読むと最高です。
おしいれのぼうけん
少し長いですが、ちょっと怖くてどんどんお話に引き込まれていく、勇気と友情の物語です。40年以上前から子どもたちに人気の本なので、ご自身が子供の頃に読んでもらった記憶がある方も多いでしょう。
今どき罰として暗いところに子どもを閉じ込めたりする先生はいないと思いますが、おしいれで繰り広げられる「さとし」と「あきら」の冒険にハラハラドキドキします。
実家の和室におしいれがあり、娘は従姉妹と中に入って遊ぶのが好きなのですが、きっと彼女もおしいれのぼうけんをしているのだと思います。
日本の童話
娘が幼稚園の頃、日本の童話も良く読みました。世代を超えて伝承されてきた昔話は、日本の文化や心を感じることができます。
何冊も入手するのは大変なので、複数のお話が収録されたものを一冊持っていれば便利ですね。
まとめ
この年齢の絵本は大人が読んでも楽しいので、ご紹介したいものがたくさんありますが、海外で生活しているバイリンガルキッズが日本や日本語が大好きになる絵本を厳選してご紹介させていただきました。
今夜のBedtime Storyは何にしますか?読み聞かせでバイリンガル子育てを成功させましょう!
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