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読み聞かせはバイリンガルの強い味方

読み聞かせ
ひじりママ
ひじりママ

前回、バイリンガル子育ては、対話が大切というお話をしました。今回はもう少しその方法を掘り下げてみましょう。

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赤ちゃんはどうやって言葉を学ぶの?

赤ちゃんは毎日の生活中で、ママやパパ、兄弟やおじいちゃん、おばあちゃんなど、人との交流を通して学んでいきます。

まわりの人々が話す言葉を聞いて音を習得し、言語として認識していきます。

しかし、対面で行われる第二言語環境でなければ、その効果は発揮されません。音声映像では赤ちゃんは言葉をきちんと習得しません。

以前にご紹介したパトリシア・クール教授の研究でもありましたね。赤ちゃんは直接話しかけることで言語を習得することが出来るのです。

対面で子どもと交流すること

バイリンガル子育てはとにかくこれに尽きると思います。

対面交流などと書くとなんだか堅苦しいですが、要はお子さんとたくさんお話ししてくださいと言うことです。

絵本の読み聞かせとボキャブラリーの関係

第一言語(母語)の語彙数に関する面白い研究があります。その研究では、絵本を読んでもらった頻度が高い子どもほど語彙が多かったそうです。

そして、1998年のJ. パターソン教授の論文では、第2言語の語彙数においても同じ結果が見られたと言っています。

さらには、語彙力アップに絞ると、読み聞かせは会話をするよりも効果的な方法であるとも言っています。

絵本の読み聞かせは、バイリンガルに限らず、子育て全般において様々なメリットがあるというのは、皆さんも聞いたことがあると思います(読み聞かせの利点については「脳を育む読み聞かせ」をご覧ください)。

私自身、大して本好きな子どもではなく、大人になってからもっと本を読む習慣をつけておけば良かったと後悔した口なので、読み聞かせのメリットを知ったときには、本当に目から鱗でした。

特に、赤ちゃんから幼児の間の読み聞かせは欠かせません。うちの娘もどんなに絵本にお世話になったことでしょう。

さらに目から鱗なのは、読み聞かせは、その言語のネイティブでなくても効果が得られると言うことです。

ですので、ネイティブのいない家庭でもバイリンガル子育ては不可能ではありません。

母語に触れるのと同じくらい、出来るだけたくさん外国語で絵本を読んであげてください。幼児用の本ならその言語に精通していなくても読めると思います。

また、海外に住んでいたら日本の本が手に入りにくかったり、日本に住んでいる場合は外国語の本が手に入りにくかったりしますよね。でも、小さな子どもは同じ本を繰り返し読むことが大好きです。

何冊も持っている必要はありません。

ましてや、イギリスのサセックス大学の研究では、繰り返し絵本を読み聞かせた子どもの方がそうでない子どもより、言葉の習得率が高いと言う結果もあるくらいです。

どうしても種類を増やしたい場合は、最近は公立の図書館でも外国語の本を貯蔵していますよね。それを利用するのも手だと思います。

デジタル書籍やオンライン書籍もありますが、年齢が小さいお子さんには紙の本の方が、親子で読み聞かせの体験を共有するのに向いていると思います。読み聞かせを進めるうちに、日に日にその効果を肌で実感できると思います(そう、まるで高価な化粧品のように!笑)。

まとめ

赤ちゃんはお話することで言葉を学び、読み聞かせすることでボキャブラリーが増えます。
今夜のBedtime Storyは何にしますか?楽しくバイリンガル子育てを続けましょう!

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