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コロナ禍に外国人配偶者が日本に入国する方法

旅のヒント
ピンナポ
ピンナポ

コロナの規制はいつまで続くの?外国人はいつになったら日本に行けるの?

ひじりママ
ひじりママ

ほんとだね。日本人はいつでも日本に入国できるけど、パパはイタリア人だから入国できなくてこの夏も実家に帰れそうにないよ。

ピンナポ
ピンナポ

観光目的での入国がダメなのは理解できるけど、家族と再会もできないってこと?!

ひじりママ
ひじりママ

外国人家族が日本に入国できないか、方法を調べてみるよ。

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日本人が日本へ帰る場合

 

入国条件

もう直ぐ夏休み。海外にお住いなら、毎年夏の日本帰省を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか?それなのに、今年もまたコロナウイルスのために断念している家族も多いと思います。

我が家もそうです。昨年はエアフランスでお得なチケットを抑えていましたが、主人が一緒に来られなかったためにキャンセルしました。今年こそは帰れるだろうと期待していたのですが、水際対策は厳しくなるばかりで、今年も家族揃って帰省するのは難しいと考えています。

なぜなら現在日本に入国できるのは日本国籍を持っている人在留資格および有効な再入国許可を持った外国人だけです。日本政府は全世界に対し新規外国人の入国を拒否しています。(※2021年4月14日以降インド、パキスタン及びネパールからの再入国は不可となっています。)

日本人の場合はいつでも日本に帰国できるので、かわいそうだけどイタリア人の主人をおいて娘と二人で帰るか悩むところです。

入国に必要な書類

※水際対策に係る新たな措置は定期的に更新されています。5月14日現在の情報です。必ず最新情報をご確認ください。

上記の通り、日本人は日本に入国することは可能です。しかし、入国には様々な書類を事前に準備しておく必要があります。厚生労働省のホームページに必要書類が詳しく掲載されていますが、次の4つを揃えなくてはなりません。

検査証明書の提示(⇒詳細はこちら) 
出国前72時間以内に受けた検査結果の陰性証明書が必要です。有効な検体、検出方法などが記載された検査証明のみが有効で、政府の指定するフォーマットを使用することが推奨されています。

誓約書の提出(⇒詳細はこちら) 
14日間の公共交通機関の不使用、自宅などでの待機、位置情報の保存・提示、接触確認アプリの導入などについて契約する必要があります。

スマートフォンに必要なアプリをダウンロード(⇒詳細はこちら
4種類のアプリをダウンロードして、あらゆる方法で待機中の状況が追跡されます。そのため、スマホを持っていないと入国できません

質問票の提出(⇒詳細はこちら) 
入国後14日間の健康フォローアップのため、検疫時にメールアドレス、電話番号等の連絡先を確認します。

これらの書類はQRコードからダウンロードできたり、所定のフォーマットを印刷して記入するだけなので、準備は比較的簡単にです。

ただし、書類に不備があると入国審査に時間がかかるので、きちんと書類を揃えておくことが必須です。実際に、陰性証明に不備のあった日本人が入国を拒否され、海外に送還されたというケースも発生しています。日本人の入国が拒否されることがあってはならないとは思うのですが、特別なご時世のため、日本人だから書類が足りなくても入国できると安易に考えない方がいいかもしれません。

外国人が日本へ行く場合

入国条件 – 特段の事情があれば入国可能!-

上記の通り、2021年5月14日現在、日本政府は全世界に対し新規外国人の入国を拒否しています。つまり、海外で生活している場合、日本人と結婚した外国人は配偶者が何らかの事情で日本に帰国するときに一緒に行けないという非人道的な状況が発生していました。そこで、今年の1月に政府はこのように決定しています。

法務省では、当分の間、上陸の申請日前14日以内に添付の表1の国・地域における滞在歴がある外国人について、出入国管理及び難民認定法第5条第1項第14号に該当する外国人として、特段の事情がない限り、上陸を拒否することとしています。

http://www.moj.go.jp/isa/content/930006078.pdf

ちなみに表1の国とは、上陸拒否が解除されているシンガポール、タイ、韓国、台湾、中国、ブルネイ、ベトナム、オーストラリア、ニュージーランド以外の国です。ほぼ全世界がアウトですね。

では、「特段な事情」とはどのような事情でしょう。気になります。

特段の事情について 次の(1)から(4)のいずれかに該当する場合には、特段の事情があるものとして上陸を許可します。

(1)再入国許可をもって再入国する外国人

(2)新規入国する外国人であって,以下のいずれかに該当する者
 ア 再入国許可の有効期間が満了し、その期間内に再入国することができなかったもの
 イ 日本人・永住者の配偶者又は子
 ウ 定住者の配偶者又は子で、日本に家族が滞在おり、家族が分離された状態にあるもの
 エ 「教育」の在留資格を有する者(教育活動の実施が困難になる事情がある場合のみ)
 オ 「医療」の在留資格を有する者
 カ 特別な商用目的で入国する者

(3)「国際的な人の往来再開に向けた段階的措置」に沿って上陸申請する外国人

(4)上記(1)ないし(3)のほか,特に人道上配慮すべき事情があるときなど、個別の事情に応じて特段の事情が認められるもの

http://www.moj.go.jp/isa/content/930006078.pdf(一部省略)

日本人・永住者の配偶者又は子」!!!

日本人と結婚している外国人やその子供は特段の事情として入国が可能です。やった!配偶者が外国人でも家族揃って入国できそうですね。

しかし、厄介なのは以前のようにパスポート一つで入国できるわけではないことです。次の章で詳しく書いていきますね。

イタリア人が入国に必要な書類

外国人でも日本人の家族がいれば日本に入国できることはわかりました。✌︎

まず、外国人も日本人と同様に陰性証明や契約書などの書類が必要です。しかし、それだけではありません。外務省の公式ホームページにはこのように記載されています。

現在全ての外国籍の方は、再入国者の場合を除き、入国前に査証の申請が必要です。新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、査証の申請を受理してから発給までに通常より時間を要することもございますので、ご理解とご協力をお願いいたします。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/fna/page4_005130.html#section1

早速ミラノにある領事館に問い合わせてみました。イタリア人が日本人配偶者と日本へ行くには「Visto per soggiorno a breve al massimo 90 giorni(最長90日の短期滞在ビザ)」という査証が必要だと言われました。そして、このビザを取得するには2021年5月14日現在、下記の書類が求められます。(※今後変更される可能性があります。また、国によっても内容が異なるかもしれません。必ず最新情報をご確認ください。)

1. 申請書 + 証明写真(⇒フォーマットはこちら
2. 本人のパスポート
3. 日本人配偶者のパスポート
4. 戸籍謄本(3ヶ月以内に取得)
5. 招へい理由書 (⇒フォーマットはこちら)日本人配偶者が記入
6. 身元保証書  (⇒フォーマットはこちら)日本人配偶者が記入
7. 滞在予定表  (⇒フォーマットはこちら
8. 銀行口座の残高証明

ひゃー!結構な書類が必要ですね…。普通に在留資格を取るのと大変さは変わらないんじゃないでしょうか…。それに短期滞在なのになぜ残高証明が必要なでしょうか。

書類審査を経て、ビザが発行されるまでに大体1ヶ月くらいかかるそうです。もちろん、ビザは領事館に取りに行かないといけないので、地方に住んでいると難儀です。夏休みに日本に行くなら早く申請しないともう間に合わない!

久しぶりに家族揃って日本の実家を訪れたい。でも下準備の段階で高い壁がはばかります。きっと政府は家族が再会しているような事態ではないと言いたいのだと思いますが、年に一度の再会をまだかまだかと楽しみにしている家族も多いでしょうに、いつまで我慢したらいいのでしょう。

まとめ

コロナ禍に外国人が日本に入国するのは大変です。でも、日本人の家族であれば、入国できないわけではありません。どうしても帰省したいという人は諦めないでください。

また、日本人も入国に必要な書類はしっかり準備して旅を計画する必要があります。実際、書類不備のため空港で入国を拒否され海外へ送還されたという事例が発生しています。くれぐれも注意してください。

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