新型コロナウイルスと空の旅【ヨーロッパ入国体験談】

旅行

新型コロナウイルスが猛威を振るい、日本から海外へあるいは海外から日本への帰国の便が欠航になってしまった方、結構いらっしゃるんじゃないでしょうか?

実は、私もその一人です。

2月半ばに日本に到着した私と娘は、恒例の帰省を楽しみ、3月末に主人の待つイタリアに戻る予定でした。ですが、乗るはずの飛行機は軒並み欠航

乗り継ぎを駆使すれば、イタリアにたどり着けないことはないけど、医療崩壊が起こり切迫したイタリアに危険を冒してまで帰る必要があるのか。学校は休校だというし、ロックダウンが発動され、家から出ることもままならない場所へ戻ることは無謀すぎると判断し、状況が落ち着くまで実家にお世話になっていました。

この時期、子供を連れてのフライトを控え、不安な方もいらっしゃると思うので、帰国までの道のりがどのようだったのか体験談をお話ししたいと思います。

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度重なる欠航

大手は安心感が違う

状況が落ち着くまでと言っても、当初はいつ落ち着くのか全く予想もつきませんでした。数週間もすれば帰れるかなと軽く考えていたものです。

「状況が落ち着くまで〜」とちょびちょび先延ばしにした帰国フライトは計5回!予約を入れるたびに、フライトが欠航になるので、笑ってやり過ごすしかなかったです。苦笑

いつもなら、最安値の航空券を販売する適当なサイトで購入するのですが、今回はたまたまANAの公式サイトが最安値を出して、直接公式サイトから購入していたのが不幸中の幸いでした。旅行会社を介して購入していたら、直接航空会社と交渉できず、手続きが煩雑になっていたかもしれません。航空券は公式サイトで買うに限ると身に染みて感じました。

フライト変更も電話でスムーズ

実際のスケジュール変更です。↓

3月26日 関空発 【欠航】
3月27日 関空発 【欠航】後に、羽田発をあてがわれる
4月20日 羽田発 【欠航】アリタリア便ローマ直行
         (羽田までは国内便を追加してもう)
5月13日 羽田発 【欠航】フランクフルト乗り継ぎローマ着便が欠航
6月 3日 羽田発  フランクフルト乗り継ぎローマへ

私たちの出発地点である関空発のヨーロッパ便は3月末からなくなってしまったため、イタリアに帰る唯一の方法は東京発。最初はサポートの方に、「羽田まで自力で来ていただくのは難しいでしょうか?」と聞か、羽田便を充てがわれていたのですが、わざわざ関空発着便を予約しているのだから、羽田まで自力なんて最安値のチケット買った意味ないでしょう。。。

でも、そこはさすが大手。エコノミークラス下の下「K」クラスで予約していたにも関わらず、臨機応変に対応してくださり、関西から羽田までの国内線を無料で追加してくれました。出発時間や乗り継ぎなど、いろいろ細かいリクエストも快く調べてくださいました。

緊急事態宣言中はANAのコールセンターの営業時間が短縮されていましたが、夕方にかけると比較的つながりやすく、5分もすればサポートの方と話すことができたのでストレスもあまり感じませんでした。

ちなみに、同時期にエバー航空でハワイ旅行を予約していた人は、公式アプリの動作は不安定だし、変更も返金もAIとしか連絡を取ることができず、人間と話ができないから不安と言っていたので、航空会社を選ぶとき、サポートが充実してるのは大切だなと思います。

国際線の混み具合は?

ヨーロッパまでの道のり

3ヶ月も日本にいたら、日本の家族との別れがいつも以上に名残惜しかったですが、イタリア国内の移動制限も解除され、シェンゲン圏内の移動もOKになったので、これ以上パパを一人ぼっちにするのはかわいそう。意を決して、6月上旬のイタリア行きのフライトを抑えました。

関空発のフライトはまだ戻っていなかったので、羽田発→フランクフルト経由→ローマです。(提携航空会社のアリタリアの運航再開は7月からなので、あいにく利用することができませんでしたが、もし運行していたら、アリタリアでローマ行きの直行便をあてがってもらうことも可能なようでした。)

ただ、この便、最大の難関が。フランクフルトで乗り継ぎ待ち時間10時間

シェンゲン圏内の移動が再開されていたので、便数は増えていたのですが、乗り継ぎの良い便は私の購入したKクラスで取れる座席がないとのこと。機材がANAならなんとかしてくれたかもしれないけど、共同運行便のルフトハンザ機材だったので融通は利かせてもらえない感じでした。

もっと帰国を先延ばしにするという手もあったけど、乗り継ぎの良い便が取れたとしてもいつまた欠航になるかわからないし、逆にアジアからの国際線が完全に復旧する前に出発した方が空いているだろうと予測し、あえて6月上旬の帰国を選んだのでした。

さて、出発当日。まずはチェックイン。私たちがイタリアの入国基準を満たしているかということを確認するのにカウンターでゆうに30分は待たされました。3、4人のスタッフが集まってきて、外務省のページなどを見ながら、パスポートと永住ビザで入国できるのかを調べてくれていたんですが、後述しますが、現地では何も確認されなかったので、そこまで必死にしなくてもという感じです。だいたい、娘はイタリアのパスポートで自国に帰るのだから、入国書類が不備あるということはありえません。(私もちゃんと出発前に確認してましたし。)

次にフライトはというと、関西から羽田までの国内線はほぼビジネスマンで満席。日本国内の人の移動は通常通りに戻っている感じです。万全を期してソーシャルディスタンスをとる席配置になっているのかなと期待していましたが、出来るだけ多くの人に乗ってもらうのが優先みたいです。

それが一転して、国際線のフランクフルト行きの飛行機を待っている人はポツポツ。ヨーロッパ系の若者グループ(留学生?)やビジネスマン、日本のビジネスマングループ(「到着しても2週間隔離だ」という話が聞こえてきたので、こんな時期に欧州へ派遣する会社ってどんな仕事なんだろう。。。)、子供を連れた帰国組、と言った感じ。

空席はオンラインで確認することができたので、空いているなとは予想していたけど、いや、ビックリするくらいの空きようでした。

どのくらい空いているかというと、一人一列(3席)を使っても余るくらい。私も娘も前後で6席占領し、横になって眠ることができ、エコノミーでビジネスクラス並みの快適さを味わったのでした。笑

機内サービスは機内販売や機内誌がないくらいで、特記するほど変わったことはなかったような気はします。(寝てたから気づかなかった?)

最後に、フランクフルトからローマの便はルフトハンザの運航でしたが、こちらも人の移動が戻ってきているようで、座席は8割ほど埋まっていました。機内でマスクは必須ですが、フェイスシールドに手袋、防護服の完全防御で搭乗していた人もいました。(日本ではそんな姿の人見ませんよね。笑)

入国審査は?空港検疫は?

私の場合、最終目的地はローマですが、入国審査は最初に到着するフランクフルトで受けます。ドイツは厳し印象があるので、細かいこと言われないかなぁと心配していましたが、いつもは長蛇の列ができる入国審査もガラガラで、完全スルー。特に何も聞かれることも確認されることもなく、拍子抜けでした。

フランクフルトからローマへの機内では検疫の質問票が配られました。到着後、誰に渡せばいいのかなと不安に思いながら降りてみると、荷物受取場所の近くにテーブルが設けられていて、そこに待機している警察に提出するだけでした。機内で配られたフォームはなぜか古いものだったので、再度新しい用紙に記入させられましたが、地元の保健所に到着を報告して、14日間の自主隔離することと書いてありました。ただ、質問票を提出しなくても、普通に外に出れたので、自主申告という感じです。

もちろん、私は律儀に地元の保健所にも連絡しましたが、何度かけても繋がらず、結局あきらめました。周りの人曰く、保健所も気が緩んで監視義務があること忘れているのではないかと(あー、イタリアに戻ってきた感じです)。

3月下旬に仕事でニューヨークに行っていた主人がローマに戻ってきたときは、保健所が数日おきに連絡してきたと行っていたので、緊迫していた時期はきちんとチェックしていたようです。

長い乗り継ぎでも安心。空港内のホテル

先ほど少し触れましたが、今回のフライトの難関は10時間の乗り継ぎ待ちでした。子供と旅をするとき、乗り継ぎが長いと時間を潰すのが大変で疲れるので、いつもは乗り継ぎ時間が長いものは避けるようにしています。

今回、それでも決行したしたのは、フランクフルトの空港内にはホテルが併設されているから。そこで仮眠をとって、ヨーロッパ時間に慣らそうという作戦です。

フランクフルト空港内にあるホテルは、MY CLOUD Hotelと言います。ゲートZ25に位置します。私たちの時は、到着ゲートからスカイラインというモノレールに乗ってターミナルを移動しました。2020年6月時点で日本から到着した場合は、ヨーロッパへの入国手続き前(シェンゲン圏外出発ゾーン)にあります。そのため、ヨーロッパの最終目的地に向かう途中の場合、チェックアウトは入国手続きの時間を見込んでするのがポイントです(今回はガラガラで入国審査もゆるゆるだったので20分くらいでゲート移動できたと思います)。

ホテルのすぐ前には子供の遊び場所もありました。ホットドリンクや水は無料で飲み放題です。スナックを販売する自動販売機もありました。部屋は小さいですが、清潔でゆっくりできました。

欠航が続く国際線。ゲートZ付近は人気もまばら。。。
プレイグランドです。小さいけど、クライミングが楽しいです。

予約はオンラインからできるのですが、私の場合なぜかオンライン予約確定後、ホテル側に故意に2度もキャンセルされてしまいました。そして、「予約しなくても当日きっと部屋はあると思います。」という趣旨のメールがホテルから送られてきました。

いやいや、「思います」では困ります。メールでは埒が明かなさそうだったので、子供と一緒だからどうしても寝場所を確保しておきたいと直接電話してみると、あっさりOKして予約を入れてくれました。故意にキャンセルするなら、オンラインで予約できるようにしないでほしい。。。もしかしたら、コロナ中の特別対策?だったかもしれないので、通常はそんなことはないかもしれませんが。

まとめ

航空券は、公式ページから直接チケットを購入しておくと、変更の手続きが楽ですね。

コロナが終息する前に実際に国際線に乗ってみましたが、空港や機内は安全対策がきちんとされている印象(日本もヨーロッパも空港内は、至る所で清掃員が消毒していました)で、乗客もみんなきちんとマスクをつけていたし、あまり不安は感じませんでした

みなさま、安全な空の旅を!

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