🇯🇵「あなたの母国語=日本語」
🇮🇹「配偶者の母国語=英語以外の外国語」
🇬🇧「夫婦の会話=英語」
英語が世界共通語として使われ、グローバル婚が増える昨今。このように3ヶ国語が飛び交う家庭も少なくないのではないでしょうか?
お子さんが生まれたら、何語を使いますか?あなたの母国語?英語はどうしますか?
現在7歳の娘は、正に上記のような家庭環境で、日本語・イタリア語・英語をほぼ均等に話すトリリンガルです。
3カ国が飛び交う家庭で、トリリンガル子育てをされている方の実体験は検索してもあまりないので、我が家の実体験を公開したいと思います。
トリリンガルとは
ます最初に、『トリリンガル』とは3ヶ国語を話せる人のことを言います。
『バイリンガル』は一つじゃない!でも取り上げましたが、3ヶ国語を話せると言っても習得度は人それぞれです。
私も一応3ヶ国語で意思の疎通ができますので、トリリンガルに分類されるのでしょうが、日本語>英語>イタリア語の順に能力差が異なるトリリンガルです。
娘は現在、日本語・イタリア語・英語をほぼ均等に話すことができるトリリンガルに育っています。
娘が生まれたとき、私たち夫婦は日伊のバイリンガルに育てることを固く誓い合いましたが、最初からトリリンガルに育てようと思っていた訳ではありませんでした。
ただ、ベストセラー絵本は原語で読み聞かせたかったと言うのと、夫婦の会話は基本英語なので、育児に関しても、私たちが共有して使える英語の絵本をたくさん持ったと言う理由で、娘は小さなころより英語に触れる機会が多くありました。
トリリンガル子育ての取り入れ方
OPOLを徹底する方針は変えない
英語は絵本の読み聞かせで取り入れていましたが、OPOLはこれまで通り徹底しました。
そのため、ママとの会話は日本語、パパとの会話はイタリア語です。英語を話す人は誰もいません。
一人で2言語、3言語を教え、トリリンガルに育てるパワフルなママも中にはいますが、私たちは気を張らずに子育てがしたかったので、ルールは最低限のOPOLだけにしていました。
2歳を過ぎた頃、娘は話す対象によって日本語とイタリア語を使い分けることができるようになっていました。2歳の誕生日に「何歳ですか?」と聞くと、私には「2歳!」パパには「Due」と答えていたのを今でもよく覚えています。
英語の絵本へも理解を示しているようでした。
英語をもっと子育てに取り入れたいな。
でもせっかく上手くいってるOPOLでのコニュニケーション方針を崩して混乱を招くのが怖かったので、英語を取り入れるには、英語を話す第三者が必要でした。
第三者…。誰に来てもらおう。リソースは全部揃っているのに(私も主人も英語が話せる。自営業なので、時間はたっぷりある。英語の絵本はたくさんある)英語話者のベビシッターを雇うことには納得がいかず、思いついた案がコレです。
主人が子どもの頃に遊んでいたと言う巨大なクマのぬいぐるみ🧸をガレージから引っ張り出してきて、「イギリス人で英語しか話せない」という設定にしました。笑
小さい子どもはごっこ遊びが大好きです。
クマを動かしているのはパパだと分かっているはずなのに、英語しか話せないクマちゃんのいうことをそれはそれは真剣に聞いていました。そして「Yes」とか「No」とか一生懸命英語で対話をする娘を見て、英語も確実に習得しているのだと確信したのでした。
継続して3言語を使う環境を作る
ある研究によると、ターゲット言語に触れる割合が全体の20%を占めると、その子どもはその言語を習得していくそうです。
また、既に2言語を習得している子どもが第3言語を習得することは、言語を使い分ける脳ができているので比較的ハードルが低いと言われています。
いつもの遊びの時間に『英語の絵本』と『英語を話すクマちゃん』を取り入れ、娘がコンスタントに英語に触れる機会を設けました。いわゆるお家英語です。ここである程度の英語耳が出来上がったのではないかと自負しています。
そして、幼稚園と小学校はもう少しレベルアップしたかったので、英語とイタリア語を使うバイリンガルな学校を選びました。
そう言う訳で、娘は現在日本語、イタリア語、英語を話すトリリンガルとして成長しています。
まとめ
家庭によって、トリリンガル子育てを実践する方法はいろいろあると思います。我が家はOPOLは崩さずに、英語の絵本とクマのぬいぐるみを使って、娘に英語に触れる機会を与えることで、英語学習を取り入れました。
👩ママ=日本語
👨パパ=イタリア語
🧸クマちゃん=英語
という役割が明確だったことは、彼女の中で言語を使い分けるのに役にたったのではないかなと思います。
皆さんは、どんな風にトリリンガル子育をされていますか?