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三ヶ国語を話す子どもに育てた方法|我が家のトリリンガル子育て体験記

バイリンガルキッズ
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トリリンガル子育て【娘が3ヶ国語を話せるようになった訳】

🇯🇵「あなたの母国語=日本語」
🇮🇹「配偶者の母国語=英語以外の外国語」
🇬🇧「夫婦の会話=英語」

英語が世界共通語として使われ、グローバル婚が増える昨今。
このように3ヶ国語が飛び交う家庭も、きっと少なくないのではないでしょうか?

お子さんが生まれたら、何語を使いますか? あなたの母国語? それとも英語?
私たちもそんなふうに悩みながら、子育てをスタートしました。

娘は、まさに上記のような家庭環境で、日本語・イタリア語・英語をほぼ均等に話すトリリンガルに育っています。

「三ヶ国語話せる子どもってどうやって育つの?」
「トリリンガル育児って本当に可能なの?」

そんな疑問をお持ちの方に向けて、我が家の実体験をまとめてみました。

トリリンガルとは?三ヶ国語を話すとはどういうことか

ます最初に、『トリリンガル』とは3ヶ国語を話せる人のことを言います。

『バイリンガル』は一つじゃない!でも取り上げましたが、言語の習得度やバランスは人それぞれ。
私も一応3ヶ国語で意思の疎通ができますが、日本語>英語>イタリア語の順に差があり、これも一種のトリリンガルだと思っています。

娘も同じように、状況に応じて3つの言語を自然に使い分けています。

我が家がトリリンガル育児を始めたきっかけ

娘が生まれたとき、私たち夫婦は日伊のバイリンガルに育てることを固く誓い合いました。
でも最初からトリリンガルに育てようと思っていたわけではありませんでした。

ただ、大好きな絵本は原語で読み聞かせたかったのと、夫婦の会話は基本英語なので、
育児に関しても自然と英語が入ってくる環境になっていました。

ワンペアレント・ワンランゲージ(OPOL)のルールを守る理由

英語は絵本の読み聞かせで取り入れていましたが、OPOL (One Perent, One Language)の方針は徹底しました。

  • ママとの会話=日本語
  • パパとの会話=イタリア語
  • 英語=誰も話さないけれど絵本や環境で接触

このシンプルなルールを守ることで、娘も混乱せずに言語を切り替えられたのだと思います。

2歳の誕生日、「何歳ですか?」と聞くと、私には「2歳!」、パパには「Due」と言っていたのを今でもよく覚えています。

英語の導入は “ぬいぐるみ” から

英語をもっと取り入れたいと思ったものの、OPOLのバランスを崩したくなかった私たちは、英語を話す第三者を考えました。

でも英語話者のベビーシッターを雇うのはハードルが高い…。

そこで思いついたのが、クマのぬいぐるみ🧸を“英語しか話せないイギリス人”という設定にして導入するというアイディアでした(笑)。

小さい子どもはごっこ遊びが大好きです。

クマを動かしているのがパパだとわかっていても、英語しか話せないクマちゃんの言うことを真剣に聞き、“Yes”や“No”を使って一生懸命英語で対話する姿を見て、「ああ、この子は確実に英語を吸収している」と確信しました。

自宅+学校で三ヶ国語環境をどうキープしたか

ある研究によると、ターゲット言語に触れる割合が全体の20%を超えると、その言語を習得しやすくなるそうです。

すでに2言語を習得している子どもは、3つ目の言語も比較的スムーズに習得できるとも言われています。

我が家では、

  • 家での遊びや絵本:英語(おうち英語)
  • 会話:OPOL(ママが日本語でパパがイタリア語)
  • 学校:英語+イタリア語のバイリンガルスクール

という環境で、3言語を継続して使う機会を作ることができました

まとめ:三言語を話す子に育てるために意識した3つのこと

  • それぞれの言語に「話す人」を決めたこと(ママ=日本語、パパ=イタリア語、クマちゃん=英語)
  • 生活の中で自然に言語を使う環境を作ったこと(無理なレッスンはなし)
  • 子どもが「楽しい!」と思える形で英語に触れさせたこと(ごっこ遊びや絵本)

トリリンガル子育ては、すぐに結果が見えないことも多いけれど、だからこそ、あきらめずに続けることが何より大切なんだと思います。

うまくきっかけを作って、日常の中に少しずつ取り込んでいければ、三ヶ国語を話す子に育てることは決して不可能ではないと、私は感じています。

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