シチュエーション別バイリンガルの特徴

バイリンガル子育て

前回の投稿では、生後8ヶ月頃まではどんな音でも聞き分けられるため、早い時期から第二言語に触れるのが良いと言う話をしました。繰り返しますが、8ヶ月を過ぎたら第二言語の習得が不利になるわけではありません。ある言語学者はこう言います。「あなたのお子さんが今何歳であろうが、第二言語を学び始めるのに早すぎることも遅すぎるもありません。」要は、思い立ったときが吉日であり、吉日の始め方は年齢によって違ってくると言うことです。

「生後すぐにバイリンガル?」「学校へ行き始めてから?」「第二子にもバイリンガルになってほしい!」いろいろな視点からバイリンガル育児を見てみましょう。

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生後すぐにバイリンガル子育てを取り入れる

大抵の人は発語が遅れるのではないかと言う心配をされます。以前の投稿でも述べたとおり、バイリンガルと発語遅延を証明する科学的証拠はありません。うちの娘は生まれた時からバイリンガル子育てを始めましたが、発語は至って普通でした。バイリンガルだと言葉が遅くなるイメージを持たれがちですが、実際は成長の度合いは個人個人それぞれ違っており、2言語かどうかによって左右されるものではありません。赤ちゃんと楽しくバイリンガル子育てを続けられる環境を確立することが大切です。

未就学児にバイリンガル子育てを取り入れる

未就学児は年の大きな子どもより、間違いを恐れず挑戦する傾向があるため、第2言語を習得しやすいと言われています。実際、ネイティブのような発音を身につけさせたいと思うのなら、小学校に上がるまでに始めるのが望ましいです。と言うのも、年を重ねるにつれ、音を聞き分ける能力が低下していくからです。また、母語がままならないうちから第2言語を教えたら、混乱するのではないかと言う両親もいますが、多くの研究では言語学習に適した豊かな環境を提供できれば、その心配はないと言います。また、未就学児は絵本が大好きですよね。絵本は言語学習の最大の武器です。読み聞かせなどを通して、楽しみながら負担なく第2言語を学ぶことができればベストです。

就学児童にバイリンガル子育てを取り入れる

母語が完全に確立しているので、文法から第2言語を理解できます。ある程度の年齢の子どもに第2言語を習得させる場合は、単に言語に触れる回数を増やすだけでなく、なぜ勉強するかと言うモチベーションを持たせることや、その言語に有意義なコンテンツを提供することが鍵となるようです。また、幼児に間違いを指摘する指導の仕方は、第2言語の使用を萎縮してしまうと言うリスクがありますが、就学児童、特に中学生などは間違いに気づかせてあげることも効果的です。

兄弟では差が出る?

ある研究では、第一子と第二子が同じ年齢の頃を比べた場合、第一子の方がボキャブラリーが多いと言うことが分かっています。それは、第一子は両親と密に接する時間が第二子よりも長いことが要因だと言われています。ただし、その差は年齢を増すごとに追いついていきます。

他にも、第一子が学校へ行き始めることで状況が変わってきます。これまで家の中では母親が第2言語をメインに使っていても、友達が来たり、宿題を持ち帰ったりと第一言語である現地語の割合が増えてきます。第二子はその影響をもろに受けるので、第2言語に触れる機会がグンと減るかもしれません。第二子にバイリンガル子育てを実践する場合は、第一子が学校へ行っている間などに、1対1の時間を持って十分なインプットを与えてあげることが大切だと専門家は言います。あるいは、家族ルールを決めて、「弟/妹にママの言葉を教えてあげようね」などと、第一子に役割を与えることも効果的です。

女の子と男の子では差がある?

最近は『男女の差異は、社会が作り上げたものだ』と言うフェミニスト活動家が多く、非難されそうですが、実は多くの研究で、男女差は『脳』に違いがあるということが分かってきています。つまり、女の子は生まれつき人の顔に興味をもち、 男の子は動くものに興味を持つというようにできているのだそうです。そのため、女の子の方が人の話を長く聞ける傾向にあり、多くのボキャブラリーを覚え、話し始めるのも男の子より早いと言います。もちろん、これは成長期のある一定期間に注目したときの差異であって、成長するにつれその差はなくなります。女の子と男の子ではアプローチを変えたほうが良いかもしれませんね。

まとめ

いろいろな視点からバイリンガル子育てを見てみました。十人十色。子ども一人一人の個性を見極めて接する心構が大切なのかなと思います。

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